こんにちは、kara-Sの阿部です。
京都精華大学 卒業・修了制作展’10に行ってきました。
全体的に感じたのは、作品を一見してどこの学科なのか浮かばないという事でした。
それは良い意味で、学科の手法の枠に収まらず、自分なりに咀嚼して昇華している、
モチベーションの高い作品が多かったからだと思います。
また、目移りしてしまう程、見た目のインパクトが強い作品も多かったです。
僕はビジュアルデザイン学科卒業生でもあり、学科の卒展委員でもありました。
そんな去年は、次に向かっていくモチベーションや、クリエイトを楽しんで
競技している様に例えた「PLAY」というテーマを設けて会場作りをしました。
芝を敷き詰めた会場や、ニンテンドーDSを作品のガイド用ガジェットとして
導入させて頂いた展示は、大変な好評を頂きました。
去年の様子はコチラ↓
そんなビジュアルデザイン学科の今年のテーマは「Room」。
一つの作品を観る際に、視野の中に余計なものを入れないレイアウト。
出来上がった作品を置く為の場所ではなく、それぞれが演出する為の空間を
与えられているという事。
個々の作品を活かされ、最大限観やすくする事をテーマに部屋分けされた
その空間は、ものすごく計算されて作られているのが伝わりました。
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また、手に取れたり、自分のアクションありきで成立する、インタラクティブな
作品が多かったのも、鑑賞以上に体験を得られるいいものでした。
ちなみにそんな作品のひとつ「むっちゃんねる」に、kara-Sメンバーも
出演させて頂きました。
今回は時間の都合で、京都市美術館に展示分の作品しか閲覧できませんでしたが、
来年はマンガミュージアムでの展示も含めて楽しみです。
kara-Sでショップスペースを担当している
ZUURICH佐藤のレポートはコチラから
京都精華大学 卒業・修了制作展’10
http://www.kyoto-seika.ac.jp/edu/graduationworks/
京都精華大学 マンガ学部 卒業制作サイト
http://www.seika-mangaworks.jp/2010/
京都精華大学ビジュアルデザイン学科2010年度卒業制作展「Room」
http://www.seika-visual.com/room/index.html
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